女性の水虫患者は男性の水虫患者と同じ割合でいます。ですが、適切な予防と対策を採れば防げる病気ですし、種類に適した治療法を続ければ完治します。女性の水虫に悩んでいる方の情報などインターネットで調べて工夫を真似るとよいでしょう。
男性がかかるものと思われがちな水虫ですが、患者さんの半数は女性です。
水虫はカビ(真菌)の一種である白癬菌が皮膚の表面に感染して起こる病気です。
白癬菌は汚れを好み、温度15度・湿度70%以上になると増殖するといわれています。
ブーツやパンプスは水虫菌にとって絶好の環境になります。
予防と早めの治療で、キレイな素足を保ちましょう。
女性に限らず水虫には3つの種類があります。
1つ目は足指間が白くふやけたり赤くなって皮がむける『指間型』で、55%の人がこのタイプの水虫です。
2つ目は土踏まずや縁にかけ小さな水ぶくれがブツブツとできる『水疱型』で、40%の人がこの水虫タイプです。
3つ目は足の裏の皮膚がかたくなり粉をふいたようになる『角質型』で、5%の人がこのタイプの水虫にかかっています。
女性の水虫への効果的な予防と対策としては蒸れやすいブーツやパンプスなどの靴やストッキングを出来るだけ避けることです。
ストッキングは吸水効果がないので、常に足が蒸れて、白癬菌が増殖しやすくなります。
ブーツ・パンプスなどはとても足が蒸れやすく、白癬菌の格好の住処となります。
ストッキングや靴を履かない事は無理ですので、靴を最低3足は用意し、ローテーション制をとることが大切です。
民間療法はさける方が懸命です。
女性の場合恥ずかしいかもしれませんが、基本的には皮膚科で診療してもらいましょう。
そして、症状に合った治療薬を根気よく使い続けていくことが重要です。
治療を途中でやめたり、怠ると、いままでの治療がすべて無駄になってしまいますから、担当医の指示に従って薬を使用することが重要です。
また治療はもちろんですが、患部を清潔に保つことが必要です。