魚河岸シャツの発祥

魚河岸シャツの発祥は、祭りで使用される鉢巻や祝儀として商売上のお得意様への御礼の粗品として屋号や店名を染めた手拭いを使用した文化が基本にあります。
現代のように物が豊かではなかった昭和20年代から30年頃、身近にある「手拭い」で、各家庭の女衆が手作りで仕立て、縫製し、現在のような着心地の良い粋なシャツに仕上がったのが始まりです。
現在ではこれらがファッションとして多様されるようになりました。

魚河岸シャツの作り方

魚河岸シャツの作り方は型紙作りに始まります。
和紙で出来ている型地紙に図柄や文様を彫ります。
高圧精錬釜で生地に含まれる不純物を除去して白くして後、しわを伸ばし、円筒状に巻き上げます。
生地に型紙をのせ、染料がしみこまない部分を作るため糊をへらで塗りつけます。
染料で色付けをした後、余分な染料と糊を洗い落とします。
その後自然乾燥させ、仕上げ糊をつけて反物に仕上げます。

魚河岸シャツの型紙

魚河岸シャツの型紙は和紙で作られます。
和紙で作られている型地紙に、彫刻刀などで図柄や文様を丹念に彫り抜いていきます。
型紙を彫るのは高度に熟練した職人の技術が必要とされます。
魚河岸シャツ独特の模様は職人の技に支えられているのです。
型紙を作る以外にも魚河岸シャツは糊おき、染めなど伝統的な手法を経て、仕上げられるため独特の風合いが出るのです。

魚河岸シャツを焼津で買う

魚河岸シャツは静岡県の焼津が本場です。
特に有名なのは焼津魚河岸本舗です。
このお店では、染めから縫製まで心を込めて手づくりでつくられた魚河岸シャツを販売しています。
商品には魚河岸シャツ「おとな」と魚河岸シャツ「こども」があります。
「おとな」の価格帯は5000円前後で、「こども」は上下セットで5000円前後になっています。

魚河岸シャツ焼津の口コミ情報